SINANO 2021-22 WALKING POLES CATALOG
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▶健康の保持増進 のために適度な運動(有酸素運動と筋トレ)をする、正しい食事をする、質の高い睡眠をとる、人とのかかわりを持つことは自己免疫力を高め、ウイルス性感染症の予防に役立つと言われています。感染症を予防するための対策を講じることは必要ですが、同時に外出自粛による身体活動の低下によって心身への影響があることも知っておきましょう。出典:「withコロナ時代に高齢者の健康二次被害をスポーツや社会参加で予防するために〜スポーツを通じた高齢者向け健康二次被害予防ガイドライン」   (スポーツ庁)をもとに株式会社シナノが編集して作成外出自粛により日々の身体活動の機会が減少すると、筋肉量の低下、歩行速度の低下、認知機能の低下等が発生し、転倒・骨折・寝たきり、持病の悪化、認知症の発症などの「健康二次被害」が起こりやすくなります。▶「フレイル」とは日本老年医学会において、「高齢期に生理的予備能(日常生活で必要な能力と、運動時などに必要となる能力の最大値の差)が低下することにより、運動時などで生じる身体的ストレスに対する脆弱性が増し、機能障害、要介護状態、死亡などに陥りやすい状態のこと。身体的な問題だけでなく、認知機能障害やうつといった精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題も含む概念」とされています。▶「ロコモティブシンドローム」とは日本整形外科学会において、「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」とされています。身体活動が低下すると、筋肉量が低下し要介護状態になりやすい「フレイル」や「ロコモティブシンドローム」につながりやすくなります。また生活習慣に起因する糖尿病等の基礎疾患をお持ちの方については、身体活動の低下が基礎疾患の悪化につながりやすくなります。このほか、外出の自粛は人との会話の機会を減らし、その結果として認知機能の低下にもつながる恐れがあると指摘されています。□ 散歩や買物などで外出することが減った。□ 歩くスピードが以前より遅くなった。□ 他の人との交流が減った。(例えば週1回未満)□ 買い物に行けないなどで、バランスの良い食事ができていない。□ 同じことを何度も尋ねるようになり、物忘れが気になるようになった。□ 以前と比べると、ふくらはぎが細くなった。□ 家族や友人との接触も減ったため会話が減り、滑舌が悪くなってきた。□ 最近、楽しいと感じることがほとんどない。外出自粛で変わったことをチェックしてみましょう。あなたも予備軍かも?身体活動の低下の影響感染予防だけじゃない!健康二次被害を予防しなくっちゃ!

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