高峰高原は天然カラマツの自然保護林に指定されています。
カラマツは落葉針葉樹で、天然では中部山岳地帯や宮城などの一部に自生しています。
陽樹なので日当たりの良い場所にいち早く生息します。(落葉針葉樹は2種類しかありません。カラマツのほかにもう一種はなんでしょう?)
高峰から黒斑山にかけて森林が成長していく過程がわかりますので、簡単に紹介します。
●天然カラマツの案内板 ●高峰から黒斑山の入り口(中コース)。日当たりの良い斜面に既に葉を落としたカラマツ林があります。
●カラマツの林の中にシラビソの若い樹木がボツボツと生長を始めています。
●さらに登山道を行くとシラビソがカラマツと背丈を競うほどに成長しています。
●標高2000メートルをこえると徐々にカラマツは消え、シラビソの鬱そうとした森林になり、黒斑山頂まで続いています。
シラビソなどの陰樹が長い年月を経て、ダケカンバやカラマツなどの陽樹に取って変わるのが亜高山帯森林の最終的姿だということです。
●縞枯れは北八ヶ岳の縞枯山が有名ですが黒斑山頂付近でも見ることができます。
●シラビソに抱きつかれたカラマツ。この結末は、どう見ても・・・カラマツに不利ですかネ?
※落葉針葉樹はカラマツとイチョウの2種類です。
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