

日本製でコンパクト、また購入当時一番軽かったのがシナノのトレランポールでした。トレランポールを初めて使ったのは、第5回トランスジャパンアルプスレース(TJAR)です。TJAR初出場でしたが、その時の具合が良く、また完走し記録も出しています。それからずっとトレランポールを愛用しています。

僕はアルミを選びます。それは落雷のこともありますが、不測の際にポールがパキっと折れる可能性があるカーボン製よりも、衝撃を吸収し「たわむ」アルミ製のほうが安心なんです。長い距離を走る中で、万が一ポールが曲がってしまっても、折れなければゴールまで使うことができます。

レースはポールを常に突いているわけではなく、岩場などの使わない区間もあります。その時はポールのシャフト部分を持って走るので、トレランポールの「スリップストッパー」はとても重宝しています。また、ストラップがブラブラ揺れないように固定できる。これが有ると無いとでは快適さが違います。



基本的には登りで使います。足の筋肉を休めたいのと、身体を押し上げる、筋力の補助として使っています。下りでもバランスを取るためにボールを使うことがあります。その他にはツェルトを張る時。ポールが無ければ設営できないので、寝場所を確保できませんから。

それはもう本当に相棒ですよ!ポールが無くなったら不安で不安で仕方ないんです。昔はポールを使っていると「自分が弱いんじゃないか」とか「自分が負けているんじゃないか」という考えもありましたが、今はもうそういうのは違うなと。使えるものは使えばいいじゃないかと思っています。
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