起伏にとんだ地形を歩く登山や、ロングトレイルには、2本持って使用する「ダブル・タイプ」がおすすめ。バランスが取りやすく、リズムよく歩ける。
トレッキングポールとは、起伏のある長い道のりを歩く際に身体の負担や疲労を和らげ、効率よく安全に登山などを楽しむための杖のことです。ストックと呼ばれることもありますが、呼び方の違いでどちらも登山用の杖に変わりはありません。
トレッキングシューズや登山ウエアと同じで、ポールも用途や体型に合わせて選ぶのがとても大切。使い勝手だけでなく、安全性にも違いが出てきます。
また、使わないときの持ち運び方もポール選びのポイントです。自分のザックに収納しやすいものを見つけましょう。
パーツの名称を知っていれば、メーカーや購入店への修理依頼の際に話がしやすくなります。
【ご注意】モデルや製造時期により付け替え可能なパーツが異なる場合がございます。詳しくはお買い上げの店舗、またはメーカーにお問い合わせください。
《ストラップの正しい着け方》
ストラップの長さを調節し、手とストラップの間に隙間がないようにフィットさせれば、疲労を軽減させながら快適な登山が可能です。
1.ストラップを少しひらくようにして押さえる。
2.輪ができるので下から手を通す。
3.そのままグリップを握る。
《先ゴムの外し方》
フィールドにあわせて石突と併用。外すときは、真っすぐ引っ張り、シャフトから引き抜きます。シナノのトレッキングポールには「落ちにくい先ゴム(PP-25)」が標準搭載。ストッパー部分も持って引き抜きましょう。
1.脱落防止ストッパー付き先ゴム。(PP-25)
2.外すときはストッパー部分を持って引き抜く。
3.滑りやすい場所では、先ゴムを外して使用する。
ポールを持った時、肘が直角に曲がるくらいに調節するのが基本。
あとは、状況に応じて握る場所を少しずつ変えて対応します。
登りのときはやや短めに、下りの時はやや長めに持つと歩くのが楽になります。
トレッキングポールを使用している時は、常にシャフトの軸方向に荷重がかかります。
通常の平地の歩行時では約5kgf、大きな段差の登り下りでは約23kgf、
そして転倒途中などの危険回避では約48kgfもの荷重がかかります。
トレッキングポールはバランス保持のための道具で、危険回避用に作られておりません。
全体重をかけるような使い方は危険ですのでご注意ください。
泥で汚れたまま収納していると、水分による錆や、キズ、部品の摩耗の要因に・・・
やわらかい布やブラシでしっかり汚れを落としてしまいましょう!
サイズ調節のロックもかたままだとシャフトの固着や変形の原因に・・・
抜けるシャフトは引き抜き、レバーロックは解放した状態で保管しましょう。
複数の部品それぞれが重要な役割を担っているトレッキングポール 。
お手入れの際はついでに細部までくまなくチェックしてみてください。
重要部品のチェックは登山の安全にも関わってきます。
超基本のまとめ
いかがでしたか?これから登山をはじめてみたい!と思っている方も、そろそろ本格的な趣味にしたい!
と思っている方もトレッキングポールを上手に使って楽しく、安全な登山をしてくださいね♪
メーカーの選び方
たくさんのメーカーの、たくさんの製品から自分に合うストックを選ぶのは難しいですよね。
それぞれに特徴がありますが、長野県のSINANOについてご紹介★
SINANOは創業1919年のアウトドアメーカーで、多くの登山家、登山ガイド、トレイルランナーの踏み出すその1歩を支えています。
《about SINANO》
日本人の体格に合わせた製品を開発しているので、使いやすく、扱いやすい製品ラインナップ
登山家、トレイルランナーの相棒として世界最高峰へのチャレンジにも選ばれる製品クオリティ
パーツ単位での修理を前提に設計されたストックで、日本メーカーらしい細やかなアフターフォロー
コンパクト・軽量・強度の3拍子が揃う理想のトレッキングポール。グローブをはめた手でも簡単に折畳ができるツイストロックや自分に合う長さを調節できる機能などが充実。登山ガイドの方にも選ばれている商品です。
フォールダーTWIST125・115と同様の高機能はそのまま、身長が低い方に合わせやすい商品。さりげないペイズリー柄で女性にも人気のトレッキングポールです。
3段階調節で収納長60cmまで小さくできるテレスコーピング式のポール。上段シャフトは超軽量アルミ、中下段はカーボンと異なる材質を使用することで振りやすさを設計された商品です。軽い力で長さを調整できる軽量レバーロックが採用されています。