シナノの現場担当者インタビュー第4回は、梱包・発送業務に携わる小泉氏に話を聞いた。
社内の雰囲気作りに心を配り、スキー講師の経験を生かしたポールウォークの講習は受講者に人気である。その人柄に迫った。
シナノに入社して13年です。
これまで製造部で原管管理、研磨、切断、脱脂、スウェージングなどに携わってきましたが、 現在は部内異動し、完成品の梱包・管理・発送業務に携わっています。
異動間もないので、覚えることが多く、無我夢中で仕事をしています。
多くの製造業で採用されているカイゼン活動。シナノでも行なっています。
業務の小さな改善を各自が提案したり、小グループでのより大きな改善活動などが主です。。
カイゼンの基本は、「仕事をどう楽にするか」を考えることです。
一人で出来る改善も多くありますが、協力者がいれば、より困難なことも改善できる。
周りの人間を、どう巻き込むか。
普段からの周囲とのコミュニケーションも大切です。
同僚と協力することで職場の雰囲気も良くなり、業務が改善され、利益につながって、
結局自分にも返ってくる。改善活動の意味は大きいんです。
出荷ミスには特に注意を払っています。
商品アイテムや数量など、届いたものが注文と異なるとシナノの評価につながってしまう。
お客様との最終接点として責任の重さを感じています。
読み上げてチェックしたり、間違いが無いよう慎重に配慮しますが、集荷前はどうしても立て込む。時間との戦いになります。迅速さと正確さが必要です。
反面、シナノの全製品に携われるのは喜びです。
こんな商品もあるんだと驚いたり、よく出る商品は売れ筋として体感しますし、気に入った商品が売れていると嬉しい。お気に入りはサントレース1Sです。丸いヘッドが手のひらへの当たり加減が良いので、登山やトレッキングに愛用しています。
自分はスキーをします。
スキーポールはシナノのフリーシリーズを愛用しており、特にフィンガーホルダーの使い勝手の良さは納得しています。
基本的に、スキーストックは親指・人差し指・中指の3本で軽く持ちます。
シナノのフィンガーホルダーは特許を取得しており、全体を軽く握れる設計です。
自然に正しい持ち方が出来るようになっているんです。
フィンガーホルダーを使ってから他のグリップを使うと、安定感が足りないように感じます。
使いやすく出来ているので、スキーをされる方はぜひ試して頂きたいですね。
最近シナノに登山チームができ、私も登山に行きはじめました。
トレッキングポールを実際に使えば、改良点が見えてくる。
こうしたら使いやすいかなと話しながら歩いています。
思いつきもユーザーの意見ですから、製品企画に提案しています。
登山をしながら仕事が頭が離れませんが、それだけ自社商品が好きなんです。
秋に発売したVIP-Ladysは女性社員のグループが検討し、今までにないデザインが出来ました。面白いですね。今回は第1ステップですから、次回はもっと具体的な開発が出来るのではと楽しみです。
シナノはそのような新しい試みを続けて、常に挑戦する企業であってほしいし、自分もその中で日々努力して挑戦していきたいと考えています。
女性社員の声を反映させたVIP-Ladys。
2010/9/7 更新