車いすボンベキャッチャー「よりそいくん」株式会社シナノ

ポイント1

現場の負担軽減!
車いすと繋がる

新発想の点滴台&ボンベキャリー

ダブルに活躍!

車いすボンベキャリー「よりそいくん」のポイント

「よりそいくん」は、車いすに繋げて使える、新発想の点滴台&ボンベキャリーです。患者さんの搬送時には”繋げて”「車いす+点滴台+ボンベキャリーとして、リハビリには”単独で”「点滴台+ボンベキャリー」を備えた自走カートとして。1台2役に使える、全く新しいコンセプトで開発された商品です。

誰でも簡単に着脱できます

”今ある車いす”に、工具不要で取り付けられます

車いすのティッピングレバーへ後付けするため、今ある車いすが活用できます。ジョイントパーツをあらかじめ車いすに装着しておけば、使用時は差し込むだけ、外すときはペダルを踏むだけで簡単に脱着が可能です。工具なども一切不要で、スピーディに着脱できます。

車いすボンベキャリー「よりそいくん」のポイント 2

使いやすさを追求!

現場スタッフのニーズを反映

働きやすい現場環境をつくります

従来のボンベキャリーでは、持ち上げての付替えにより介助者の身体的負担が大きかったのを改善

従来のボンベキャリーでは、持ち上げての付け替えなど介助者の身体的負担が大きいケースが見受けられます。製品企画時に実施されたヒアリングの結果、交換、載せ替え時の腰への負荷と、中腰状態で引いて移動する際の腕への負担に対して改善の声が多く、医療現場の働きやすさ向上に繋がるポイントの1つとなっていました。

安全を確保しながら取り組まなければならない力仕事を削減し、その分を患者さんのケアへ注力していくことが、医療の質の向上に繋がっていくと考え「よりそいくん」は開発されました。

訓練の質向上 & 早期離床促進

酸素ボンベと点滴台が違う設備のため、チューブの事故抜去が起きないように、介助者が常に器具全体を注意し続ける必要がありました。「よりそいくん」なら それらの動きを1つにまとめることができるので、介助者は患者さんに集中してケアや訓練を行うことができます。
また、自走カートとして使用すれば、訓練の幅を広げるだけでなく、患者さんが自立して動けるシーンが増えるため早期の離床を目指すことも期待できます。 車イスでの移動からワンタッチで脱着できるから、酸素ボンベの積み替えなどもせずにスムーズにリハビリを開始可能です。

軽量性安定性耐久性を実現

試作を重ね医療施設内で滑らかに移動できるようにキャリーを設計。素材に自動車部品にも使われる特殊なアルミ素材を採用し、軽量かつ、長期間の使用に耐えうる高い強度も実現しました。標準的な500L(直径約103mm)の酸素ボンベに対応。消耗箇所のタイヤやネジには汎用品を多く採用し、高いメンテナンス性も確保しています。

かさばらずに畳めて、すぐ使えます

従来品はボンベ架パーツを基部につけたまま車いすを折り畳んでおくと、車いすがかさばってしまい、“ 省スペース ” な収納性と “ すぐ使いたい ” 利便性はトレードオフの関係でした。「よりそいくん」なら、脱着できるから車いすは折り畳んで収納可能。ジョイントパーツは車いすに付けたままにできるから、必要なときにワンタッチで取り付けてすぐに使用可能です。

ポイント 3

快適なケアのために!

現場の声 ✕ 国産メーカーの共同開発

対話から生まれた「よりそいくん」

「よりそいくん」は、産・医・民が共創する医療介護ワーキンググループにおいて開発されました。2020年7月より、恵仁会くろさわ病院、佐久総合病院、浅間総合病院の協力のもと、病院のお困りごとアンケート、共通事項をピックアップ、分科会を設立して活動。のち、要望の強いものからターゲットを絞り込み、メーカー試作と病院フィードバックを繰り返して開発。2022年3月に製品化に至りました。医療従事者の生の声を反映して開発された「よりそいくん」を、介護現場の負担軽減にぜひ、お役立てください。

SOIC(Saku Open Innovation Center)は、産・学・医・民・官のオープンイノベーション(共創)で、長野県佐久市発の健康長寿と産業活性化を力強く応援します。SOIC医療介護ワーキンググループは、産学医連携による新しい医療介護ソリューションを開発・提供いたします。

一般社団法人 佐久産業支援センター(SOIC/ソイック)
https://www.soic.or.jp

メーカー各社による開発のポイント

「自動車部品製造で培ったアルミ鋳造技術を活用して、軽さと安定性の両立を実現しました。「よりそいくん」は最大限に低重心化を図り、地面に接地しています。浮いた状態で固定する従来品と比較しても転倒予防性に優れ、安心安全に使えます」

吉田工業株式会社
http://yoshidanet.com

「スキーポール製造で培ったポール加工技術を活かして開発いたしました。点滴フック部分は、できる限りコンパクトかつスマートな形状に設計し、アルミシャフトにはスライドのしやすさと強度を高いレベルで実現。医療現場での使いやすさをカタチにしました。また、グリップ部に滑りづらいラバー素材を採用することで、手持ちでの移動がしやすくなるように設計しています」

株式会社シナノ
https://sinano.co.jp

開発・評価に協力していただいた病院

「よりそいくん」導入を関係者間で検討したい皆様へ。
回覧や購入検討資料として、下記PDFをぜひご活用ください!

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