HOW TO
トレランポールの使い方
サイズの選び方
トレランポールは5cm刻みの全5サイズ展開。自分に
合った長さは身長を基準に選んでいきましょう。
身長が166.5cmや172.5cmなど、サイズの合間で迷われる方は、軽くて耐荷重性に勝る短いサイズ側を選ぶのがベター。ただ、一般的に登りでは短く、下りでは長いほうが使いやすいため、極端に短いサイズを選ぶのではなく、あくまでも基準は身長目安値から判断していきましょう。
組み立て方
インナーコードを引いて組み立てます。
レース中に出来るように練習しておきましょう。
片手にグリップを持ち、
シャフトを垂直にたらして
下から3段目まで、
シャフトを繋げる
グリップ上部のヘッドを開ける
グリップ内の白いプルタブを摘み、
黄色いコードを引き出す
コードを強く引き、コードの結び目を
ヘッド内の溝に引っ掛ける
テンションでシャフトを固定する構造のため、力を込めてコードを引きましょう。ケブラー製のコードは頑丈で、組み立てに必要な強度で引いても切れる心配はありません。
白いプルタブをヘッド内に収納し、閉じる
畳み方は上記手順を逆におこないます。
トレランポールの使い方
トレランポールの持ち方
ご自身のスタイルに合わせた持ち方で練習してみましょう。
持ち方①
ストラップの下から手を通し、そのままストラップの付け根ごと一緒にグリップを握る標準の握り方。グリップはあまり強く握らず、ストラップを下方向に押すことで、推進力と制御力を発揮します。
持ち方②
ストラップに上から手を通し、①と違いストラップの根本は握らない。ストラップに荷重をかけることで、握り込まず手の緊張を最小限に抑える長距離レースに適した持ち方。とっさの転倒時に手がストラップから離れやすいため危険回避にも〇。走行中にポールを落とさないように注意しましょう。
トレランポールの使い方
ご自身のスタイルに合わせた持ち方で練習してみましょう。
基本編
平地では腕の振りに合わせてポールを使用します。腕振りの軌道の中にそのままポールを入れることで、膝と腰の負荷を軽減していきます。
ポールを突く位置は、踏み出した足の横を意識しましょう。
登り編
歩幅は小さく、着地した踵と並行位置に反対側のポールを接地することで、推進力とバランス維持に活用。視線は前に向けることで、上体が起きて背筋が伸びた良い姿勢に。上半身・腕の力を使いやすくなることで大腿筋への負担が軽減され、走りのリズムも一定に保つことができます。
両手に持ったポールを揃えてダブルポールとして使用するのも有効で、腕を引き付ける力を使い大きな推進力を得やすく、体力を温存しながら急斜面を登ることができます。グリップを持つ手の位置が、肩の高さを越えないように意識すると疲れにくく、怪我の防止にも役立ちます。ダブルポールは下りや足元の不安定な場所でも有効ですのでぜひ練習してみましょう。
下り編
腕の振りに合わせてリズムよくポールを前へ振り出します。足が着地する位置と並行にポールを突き、靴裏全体で斜面に接地。重心を意識し、山側に後傾しないようバランスを取りポールに負荷を分散させます。
ポールを地面へ突きに行くことに意識が偏ると、体軸がブレて腰が引けた状態になり、太腿の筋肉に負荷をかけてします。グリップを握り込まず、ポールを振ることを意識しましょう。
急斜面を下る際には、ポールを体の正面、自身の通り道から避けて突くように意識します。身体に正対した位置ではバランスを崩した際に顔や胴に当たり、レース中の怪我に繋がるので注意が必要です。
見てわかる!
プロトレイルランナー小川壮太選手によるショートレッスン
先ゴムと石突の使い方
先ゴムには木道や、登山道内の木の根を傷つけてしまうのを防ぐだけでなく、移動中の石突による事故防止効果も。先ゴムにも滑り止めの効果がありますが、積雪や砂礫、落ち葉などで登山道が滑りやすくなっている状況では、先ゴムを外して石突の使用がおすすめです。
ただし、大会によっては、先ゴムの装着が義務付けられている場合も。レギュレーションは必ず確認し、ルールを守って使用しましょう。
トレランポールの石突は、
タングステンカーバイド製。
超硬素材で高い耐久性が特徴です。
日常のメンテナンス
製品の寿命を延ばす秘訣は帰宅後のメンテナンス!疲れて帰ってきての作業が億劫なのは重々承知ですが、大切な相棒のお手入れをお忘れなく。
メンテ不足で起こりやすい故障は、サビによるシャフトの固着。シャフト同士がくっついてしまう取れない状態に。シャフトが抜けなくなくなるから、レースでの使い勝手が非常に悪くなってしまいます。修理しても1度発生したサビが元通りに落ちることはありません。
帰ってきての3stepで予防できますので、
ぜひ実施ください。
帰ってきての3stepで予防できますので、
ぜひ実施ください。
まずはコードを緩めて
シャフトを畳んだ状態にしましょう!
シャフトや石突に付いている水分や砂を
ブラシと乾拭きでしっかり落とします。
固着になりやすい接合部分のジョイントもしっかりと拭き上げます。汚れがひどい場合など、やむをえず濡らした布で拭いたときは必ず乾拭きを。丸洗いや水へ浸す行為はサビの原因になるのでNGです。
組み上げずに折り畳んだ
状態で陰干ししましょう。
一晩ではなく、しっかり中まで乾くように
数日間そのまま置くのがおすすめ。
一晩ではなく、しっかり中まで乾くように数日間そのまま置くのがおすすめ。
収納袋に入れて直射日光の
当たらない、湿気の少ない
場所に保管しましょう。
潤滑油は不要です。ポールへの注油は、荷重時に本来の性能が発揮されなくなる可能性があるためお止めください。
次回のレースに向けて、パーツの消耗具合もチェックしておきましょう。
製品の寿命を延ばす秘訣は
帰宅後のメンテナンス!
下山後のこの1手間がトレッキングポールを長くご使用いただく秘訣です。大切な山道具、お手入れして万全の状態で使用できるようにしましょう。